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「戦争論3」を読んで 小林よしのり著作

祖國の繁栄と同胞の安泰を希ひ戦死された数多くの英霊の事すら忘れ去れがちな現在の日本。占領政策を忠実に守り、骨抜きにされ周辺國の内政干渉に甘んじ、危機意識も無く全くの無防備の為、今や我が國は犯罪大国となり、亡國の道を歩み始めた日本。今こそ憂国の志士が決起しなければ、日本の将来はない。市ヶ谷で三島由紀夫、森田必勝、両烈士が自刀(昭和45年11月25日)して今年が33回忌に当り、当時を思い起こさずにはいられない。

この戦争論くらいリアリズムに満ちた本はない。堂々と自己の信念に基づき発言し、恐れることを知らず、ずばり批判し逃げの一手はとらない書き下しに好感がもてる。

第十三章、侵略と虐殺の世界史、第十四章、解放と逆転の日本史で詳細に書かれている通り大東亜戦争は已むをえない戦いであった。時として人間は公であれ、個であれ負けることがわかっていても戦わなければならないこともある。ただ、文中で國内にある戦争にまつわる資料館の殆どが反戦平和を訴えるだけとあるが、必ずもそうとも言えない。

当資料館は世界の恒久平和を希求し散華された数多くの同窓の御霊を祭り、その供養と15年3ヶ月しかない予科練の歴史の資料の保存につとめ、真の平和とは何か、今何をしなければいけないか。平和、平和と叫んでいても決して平和は来ない。それは願望であって何の役にも立たない事、すさんだ現在社会の原因、世界で争いは絶えない事、道徳なき欺瞞の社会、政治家の発言の真意等々話題の場として提供している。

2001年9月11日ニューヨーク、マンハッタンの世界貿易センタービルにハイジャック機が次々と突入した事件で、日本の一部マスコミが日本の神風特攻と同じだと何回も報道していた。そのとき私は腹が立つと同時に情けなくなった。マスコミの頭はどうなっているのか。何故神風特攻と同じなのか。その区別も見分け出来ないのか。500Kの爆弾もろとも戦争している相手に突入するのと、民間機を乗っ取り民間人を道連れにビルに体当たりすることが何で同じか。特攻隊で亡くなられた英霊を冒とくした報道で許せない。

憲法九条については前感想で述べているように、政治家が憲法違反をして自衛隊員をイラクへ派遣した。その前に何故改正しない。先般小泉総理は5年先に改正すると悠長なことを言っている。自分の國を守るのは米国まかせ、何故自國民で守ることをしない。内政干渉が恐ろしいのか。一日も早く真の独立国となることを希望してやまない。

第十五章の特攻については、いろんな角度からとらえての記述に驚くとともに、真実に近いと思われる負の部分へも鋭く突っ込んでいる。(陸軍関係については良くわからない)志願か命令か、片道燃料か否か、遺書は真実か、テロとの違い、急降下の角度、最高の死に場所、戦法として、成功率、精神等多議に亘り詳しく述べている。

昭和19年10月25日関幸男大尉率いる最初の特攻隊は限定特攻であったにも拘わらず、成功率があまりにも良いので、軍首脳は次から次へと特攻作戦を続行し敗戦の8月15日まで続けられた。276頁の知覧の本で特攻隊員の主体性をいっさい認めないとあるが、軍隊の中では自己の主体性で行動等は出来ない。組織の中では上官の命は絶対服従であり、特攻が志願であれ、命令であれ論議するに当たらないのである。何も特攻隊員は軍國主義者でも無く、マインドコントロールされた者でもない事をはっきり言って置く。

著者は最後に道徳が必ず日本の真の國益になるとむすんでいる。
私はさらに付け加えたい。武士道、大和魂、伝統と文化をも。
以上。

平成15年12月25日 予科練資料館館長 川野喜一

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